GPSサイクリングをしよう

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「GPSサイクリングをしよう」。サイクリングに有効なツールであるGPS受信機を利用したサイクリング方法についてまとめました。



GPSサイクリングとは

サイクリングの計画から記録までをGPS受信機とパソコンを使用して行います。安全、安心でより楽しめるサイクリングが可能となります。

GPS受信機でできること

GPS受信機では次のことができます。 ・現在地の地図表示。
・近くのポイントの検索。
・目的地へのナビゲーション。
・走行したコースの記録を残す。
つまりはカーナビと同じようなものです。(私は車を持っていないのでカーナビはよく知らないのですが)

楽しみ方

GPSサイクリングの楽しみ方は、簡単な方法から、ルートの設定から始める活用まで様々な方法で行うことができます。 (1)簡単 ・GPS受信機を持ってぶらりとサイクリング。
・GPS受信機に地図だけ表示させる。
・走行中に目的地を検索して設定すると、方向、距離、(ルート)が表示される。
・目的地を自宅に設定しておくと帰り道や、帰宅時間が予測できる。

(2)活用-計画からサイクリング時のナビゲーション、走行記録のまとめまでを行う。
・詳細な方法は次のページで解説します。

GPSサイクリングの良いところ

では、GPSサイクリングの良いところはなにか。私の考えでは以下のようなことでしょうか。
・道に迷わない。
・計画時にだいたいの走行距離が分かる。自分の力から走行時間の予想が立てられる。
・旅行の記録が残せる。時刻、位置、速度、標高のデータ
・目的地までの距離、予想時間が表示されるので、疲れているときにモチベーションが保てる。また、輪行する場合に、発車時刻に合わせて行程の調整ができる。
・高度表示もモチベーションを保つのに役立つ。
・ルート設定で走っているときに途中でちょっと回り道して戻るときや、ショートカットするときの道を探しやすい。
・走行ルート地図をネットに公開できる。(地図+写真がある記事、ブログがいいと思う)
・他の人の走行ルートを参考にして、同じコースを走ることができる。
・次回以降の計画時に、走っていない道を選んで走ることができる。

GPS受信機

様々な種類がありますが、サイクリング用としてはGARMIN(ガーミン)製のハンドヘルドGPSが多くの人に利用されています。

おすすめ

GARMIN(ガーミン)製のハンディGPSは多くの種類がありますが、私のお勧め機種は以下のものです。
1)GPSMAP60CSx
2)e-Trex Vista Cx
3)e-Trex Legend Cx
私が現在使用しているのは「GPSMAP60CS」と「e-Trex Vista」ですが、それぞれ新製品に変わっています。新規に買うなら末尾に「x」が付いているものをお勧めします。

特徴

■GPSMAP60CSx
・高感度なSiRF StarIIIチップ採用。
・付属の512MB microSDに日本詳細道路地図(シティナビゲーター)がプレインストールされている。
・広範囲指向性のクアッドヘリックスアンテナ搭載。立てても横にしても受信可能。

■e-Trex Vista Cx
・小型、軽量
・電池寿命が長い(28H、GPSMAP60CSxは18H)
・詳細道路地図は別途購入

■e-Trex Legend Cx
・小型、軽量
・電池寿命が長い(28H、GPSMAP60CSxは18H)
・電子コンパスと気圧高度計がない
・詳細道路地図は別途購入
それ以外の機種別機能比較はいいよねっと社のページで。
http://www.iiyo.net/products/comparison_colorx.htm

自転車取付用金具

自転車に取り付ける場合は取付用金具が必要です。本体側はGPSMAP60とe-Trexで異なりますが、アダプタは同じなので自転車に付く金具は共通です。
※ワイヤレス式のサイクルコンピュータと並べて設置すると、サイクルコンピュータが正常に動作しない場合があります。なるべく離して取り付けることをお勧めします。

GPS用道路地図

GPSMAP60CSxには詳細道路地図が付属していますが、e-Trexシリーズは別途必要になります。
■シティナビゲータ
・1/25000の道路地図
・38万件のポイント情報
・ルート検索機能付き

■メトロガイド
・1/25000の道路地図
・33万件のポイント情報

詳しい内容については、いいよねっと社の「マップソースQ&A」で。
http://www.iiyo.net/faq/mapsource.htm

購入方法

無線店、アウトドアショップなどで販売していますが、通販でも購入できます。

GPSMAP60CSx日本道路詳細地図(シティナビゲータ)付属)
GPSMAP60シリーズ用自転車用取付金具

e-Trex VistaCx日本道路詳細地図(シティナビゲータ)セット
e-Trex VistaCx
e-Trex LegendCx日本道路詳細地図(シティナビゲータ)セット
e-Trex LegendCx
e-Trexシリーズ用自転車取付器具
日本道路詳細地図(シティナビゲータ)
日本詳細地図(メトロガイド)

ここからは、私が普段行っている方法を紹介します。

計画

情報収集

多くの情報を知っているほど、安心、安全で楽しいサイクリングとなるでしょう。私は長期ツーリングの場合は半年位前から計画開始しています。1,2泊なら1週間前位から、以前に行ったことのある地域ならば前日の夜に急いで行うこともあります。
■情報収集の手順 ・候補地をネットで検索して、目的地域を決定する。
・マップルなどの観光本、ツーリングマップルなどの道路地図を参考にして、おおまかなルートをイメージしていく。
・ルートのポイントとしては観光地、休憩所、道の駅、鉄道の駅、旧街道、田舎道を選び、国道、繁華街はなるべく避けるようにする。ただし、最近開通した道路は歩道や路肩が広く、サイクリングに適していることが多い。(どの道がいいか判断するのはなかなか難しい。以前に行ったことのある人の情報が一番良い。あとは経験とカンで決めていく)
・いざというときのために周辺の交通機関(鉄道、バス)も考慮する。
・ルート上のポイントをネット検索する。自治体、観光協会、観光地、道路情報、イベントの情報、食事ができる所などの情報を。
・【Excel】上記のメモ記入、行程の検討、持ち物リストなどを記入する。

※【】内は使用するソフトウェア、ネット情報です。

ルート計画

だいたいのコースが決まったら、ツールを使用してルート計画を立てていきます。ここで走行距離や標高差を考えてルート修正を繰り返します。
【マップソース】ポイント地点を登録する。
【マップソース】ポイント地点をつなげてルートを設定する。距離が計算される。
【ALPSLAB route】または【カシミール】プロフィールマップ(標高グラフ)を確認する。距離が長い、上り坂が多すぎるなどの判断をして、ルートを修正する。
【ネット】宿泊場所の検索、輪行する場合、電車、バス、フェリーなどの時刻検索。
【グーグルマップ】トンネルや橋が開通していないか、新道ができていないかなど最新の道路状況の確認(重要!)(これまでの道が無くなっていたり、通行止めとなったりしている場合あり。実際に何回か泣き笑いしている)
【グーグルアース】衛星写真で走行ルートのイメージをしておく。

ルート設定

ルートが決まったらGPS受信機へデータを転送します。必要に応じて予定表を作っておきます。
【Excel】輪行するなど必要に応じて予定表を作成する。簡単な計算式を組んでおいて、距離と標高、休憩時間を入力すると予定時刻表が計算される。結果は印刷しておく。
【マップソース】地図データとルート、ポイントをGPSへ転送する。

マップソースによるルート設定画面

補足

計画はしたが未実施のルートも残しておけばいつか使えるときもあります。近場のルートは普段から考えて、いくつかのルートを設定しておき、当日どこかへ行きたくなったときに使います。

実走行

いよいよサイクリング開始。GPSを大いに活用するときです。

GPS受信機の扱い

・GPS受信機の電源を入れると、1,2分すると衛星が補足されて、現在位置が表示される。
・現在地の標高の校正。 ・当日のルートを選ぶ。地図上にラインで表示される。
・次のポイントや最終目的地までの距離、到着予測時間が表示される。
・標高の表示も出る。
・走行した軌跡が表示される。
・ポイント地点では地図が拡大され、曲がり角の表示が分かりやすくなる。
・画面は通常2km位の範囲を表示する地図表示モードとしている。ボタン操作で縮尺変更や高度表示に切り替えて確認する。


ポイント地点でのGPS受信機画面

ルートチェック

・予定表は地図ケースで自転車の見やすい場所に取り付ける。ポイントごとに確認をして、休憩時間や走行速度の調整をする。
・遅れ、疲れ、雨、風、急用などで、予定変更するときはGPSで近くの駅などを検索する。

デジカメ撮影

風景だけでなく、走っている道や同行者の走行状態を写すようにしている。記事を見てこの場所に行きたい方のための道路状況などの参考となると思うので。ちょっと危ないが走行中に撮影するので片手で操作が行えるもの、グリップがしっかりできるものが良い。広角28mmがおすすめ。ハンドルに付けるバッグですぐに取り出せるようにしている

宿泊時

1、2泊では問題ないですが、1週間以上に渡るツーリングの場合、宿泊先でいろいろな作業をすることがあります。
【カシミール】GPSログをパソコンに転送する。(4~5日は大丈夫)
【コピー】デジカメデータをパソコンに保存する。(2~3日は大丈夫)
【マップソース】明日の予定見直し。変更あればルート変更してGPSへ転送。
【エディタ】元気があれば日記を書く。

走行後

帰った後にはGPSデータや写真をパソコンに転送して、その他のまとめも行っておきます。

走行記録のまとめ

【カシミール】GPSログを転送
【コピー】デジカメデータ保存
【Excel】日付、ルート、走行距離、輪行場所を入力
【自作プログラム】GPSログをグーグルマップ用に変換する。また、HPの走行記録のページの自動作成を行う。
【エディタ】文書作成(これが一番大変)
【ブログ,HP】走行記録を公開
※自作プログラムが無くても「轍-wadachi-」で作成が可能。デジカメ写真と連携、撮影場所のマークを付けることもできる。

走行記録の入力

参考

■書籍
・マップル
・ツーリングマップル
■オンライン地図
・GoogleMaps
■ソフトウェア
・グーグルアース
・マップソース
・Excel
・カシミール
・轍-Wadachi
・自作プログラム
■GoogleMapsでサイクリングルートを表示しているページ
サイバーサイクリスト
轍-Wadachi
BD-1ポタ記

おわりに

「GPSサイクリングをしよう」。雑誌の記事に掲載するため記載したメモを編集して作成しましたが、少しは参考になったでしょうか。ご意見ご感想はメールかブログ「地図ソフト作者のGPSサイクリング」のコメントへお寄せ下さい。